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ファミリーマート弁当容器の包装見直し

 大手コンビニエンスストアが細かな環境対策を進めている。
 ファミリーマートは弁当の容器を食品包装フィルムで覆う方式から容器のつなぎ目だけを特殊なフィルムで幕やり方に変える。セブン&アイ・フォールディングスもプライベートブランド(PB=自主企画)商品の容器に間伐材を使い始めた。資源の無駄遣いを指摘する消費者の声は無視できないようだ。
 ファミリーマートはほぼ全商品を対象に容器全体に食品包装フィルムを覆う方法を見直す。ふたと容器のつなぎ目の部分のみの包装にする。来年2月までに全国約1万店に導入する計画だ。
 新たな包装では、ふたと容器をつなぐ部分に、数㌢の樹脂製のフィルムを装着する。熱をかけて結合部分を止める。フィルムノ一部に切り込みが入れてあり、ひねるだけで簡単に開けられる。容器の形状も底の部分にへこみを入れ、輸送時に容器を重ねても中身がこぼれないようにする。
 使用する資材を減らすことで、包装に使用しているプラスチック原料から年間1800㌧排出している二酸化炭素(CO2)を1300㌧削減し500㌧にする。ファミマが弁当容器の包装方法を全面刷新するのは初めてだ。包装の簡素化や容器の統一で、店頭に陳列した際に弁当の中身が見やすく、見た目もよくなる。消費者の購買意欲を高め、年数億円のコスト削減にもつなげる狙いもある。
 コンビニ業界は弁当類を中心に使い捨てのプラスチック容器を大量に使う。ファミマは環境配慮に取り組む姿勢を打ち出すことで、女性層の取り込みにもつなげる。
 セブン&アイ・ホールディングスも環境に配慮した包材によるPB商品を発売している。セブンのPB「セブンプレミアム」として容器の原料に間伐材や店頭で回収したペットボトルを使っている。紙製の飲料容器「カートカン」に入った野菜・果汁飲料「かしこく飲む 野菜と果実」(127円)の容器には、セブン&アイが整備を支援する長野県の間伐材など国産材を30%以上使う。
 ほかに「濃密泡で香り立つボディソープ フレッシュフローラル詰替」(246円)など詰め替え用ボディソープの包材では、イトーヨーカ堂などの店頭で回収したペットボトルを素材に含んだフィルム容器を再利用している。今後もPBを中心に環境配慮型の包材を増やしていく方針だ。
 ローソンもフロンではなくCO2を冷媒に使う冷蔵機を2015年度以降に導入する。生活に密着したコンビニが環境対策を率先する動きは小売業全体への波及効果も大きいとみられる

2014/10/01 日経産業新聞
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